【出産レポ ~我慢~】
枕元にあったデジタル表示の電波時計を、
リコは一生忘れるコトはないと思う。
いいともが終わって、ごきげんようが始まる。
まだ手術まで4時間ある。
4時間て…!
随分前から楽しみにしてたのに、
つるたけが出てるごきげんようを見るコトができない。
おもしろそうな話してるのに…
「ウルトラマンが」…しか聞こえない。
全然耳に入ってこない。
もう痛くておかしくなりそうになってきたのだよ。
それから、
リコにとっては史上最強の長さを感じたごきげんようがようやく終わり、
妊娠中おうちでゴロゴロしながら見てた昼ドラが始まるのだけど、
これが長い長い!!
ホントに30分ドラマかよ!?延長してんじゃないか!ってくらい、
とにかく長く感じた。
何度も何度も目をやる時計はまだ2時にもなってない。
そのうちにお父さんがやって来た。

もうね、死ぬかと思うくらいの痛みだよ。
産前、陣痛ってそんなに痛いのかねぇ?と正直思ってた。
コーラックを産まれて初めて、しかも3粒も飲んでしまった時、
あまりの腹痛で死を感じたくらいで、
あのくらいかな~なんて心のどっかで思ってた。
じょ、冗談じゃねェェ!!
コーラックなんてアホか! (*゚Д゚*)
そんなもんと比べるな!
だいたい、腹痛じゃないんだよね。
どっちかって言うと腰痛。
腰からボーリングの玉が出てこようとしてる感じ。
ただの玉じゃない、
焼けたボーリングの玉!!
もうその表現がぴったりだよ。
とにかく腰が砕けそう!

ベビの頭が大きすぎて、
もう骨盤を通るコトもできないのだろう。
5時から手術…それをわかってるのはリコたちだけで、
ベビにとっては、知る余地もない。
必死でママに会おうと、出てこようと「陣痛」というサインを送ってくる。
「出てこようとしなくてイイから~!」
「みーたん、待ってーー!」
必死で訴えるが、どうやらベビもそれどころじゃないらしい。(当然)
壁を「痛い痛い」とドンドン叩き、
その後ろでお母さんが背中をさする。
それが3分置きだから、1時間に20回というペースで繰り返された。
やっと3時を過ぎる…でもまだ2時間!
気が遠くなりそうだ。
「これでベビの心音とおなかの張りがわかるんだよ♪」
産前お気に入りだったノンストレステストの機械を、
度々看護婦さんがつけにくる。
これ、よくない!!
赤ちゃんが弱まってないかどうか調べてくれるのはイイんだけど、
おなかの張りの数値が表示されてさ、
陣痛の波が来るとこの数値がガーッと上がるのだよ。
あぁ、痛み引いた…とひと息ついてこの表示見てると、
また「1234567…41、42、、55、65、67…!!」
恐ろしいスピードで増えてく数値が見えて、
それと同時に痛みが来る。
数字が増えてくると陣痛が来る…とわかってしまってから、
これが恐ろしい機械だと思い知った。
数値が70とか超えるだよ。
数値のMAX=陣痛の痛みピークなのだよ。
途中から表示を見るのが怖くなって視線をそらしながらも、
「今いくつ!?今いくつ!!!」
「もう下がってる!?ねぇ下がってる!?」
そればっかり叫んでた。(爆)
ママになるんだから強くならなきゃって思ってたけど、
「痛いの!痛いのーーーーー!」
ついには泣き叫んじゃったよ。
後々考えたらリコの病室は休憩ラウンジの隣。
リコの叫び声が響き渡らないよう防音構造になっているコトを祈る。(汗)
お母さんが予想した通り、お父さんはいづらくなったのか、
「カインズホーム行ってきようかね?」と言ってるのが聞こえた。
そう言えばSちゃん…そろそろ戻ってくる頃かも。
4時過ぎまで待ってもらおうか?
こんな姿見せなくないよー
もうたぶんリコ、この世の顔じゃない顔になってる。
でも、すでに連絡する余裕もなかった。
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by rikochun | 2008-05-09 11:06 | ベビ
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